常態行動心理学的収納術

巷に数多溢れる収納術。 私自身幾つか収納書籍や ブログを拝見した。 流石プロは違うなあと  感心しきりである。    だが残念な事に 実用の部分で少し難がある。 収納と一口に言ってもその用途は広い。 機能的に収納する人。   見た目に拘って収納する人。 使用者の使い勝手で収納する人。 取り敢えず戸が閉まれば良い私(笑) その用途は実に様々である。 巷に数多溢れる収納術を 見ていると『見た目』に拘る 収納が多い気がする。 書籍であれテレビであれ 必ず目に触れる。    するとどうしても『見た目』重視に ならざるを得なくなる。 だが収納に於いて 尤も大事なのは『見た目』ではなく 『収納する事』にある。 以前我が元に 『片付けられない症候群』の 人が来訪された。 先に述べた  巷に数多溢れる 収納術を色々と 試されたが駄目だった。 遂にはアスペルガー 症候群ではないか?と 精神科へ受診された事もあったとか。 私は先ずその人の 生活様式を具に観察した。    その上で収納に関して 助言を差し上げた。 その方はポンと膝を打たれ 御自身がアスペルガー症候群でも 片付けられない症候群でも ないと得心され御帰宅された。 では私と数多溢れる 収納術との違いは何か?    それは空間認識の違いである。 人により  空間認識は様々である。 或る空間を見て  広いと感じる人がいる。 或る空間を見て 狭いと感じる人がいる。 感覚が違えば  当然其処へ収める物も変わる。 収める物が変われば 収納感覚も変わる。   巷に数多溢れる収納術には  この個別空間認識能力に  対する記述がない。 だが実は収納に関して  尤も必要なのは この空間認識能力の 差を知る事である。 例えば異なる大きさの箱を 複数用意する。 数人にそれぞれ 箱を収納して貰う。 すると結果は  どうなるだろう。 恐らく収納方法は それぞれ異なる筈。 大きい物を前に出す人。 小さい物を前に出す人。 角を合わせる人、 両端に空間を持たせる人。 実にその収納方法は様々である。 更には地域性も関係してくる。   北と南、東と西で空間認知は異なる。 又、世代間や性別に於いても異なる。 更には国別で考えても異なる。 災害発生多発地域か否かでも異なる。 このように空間認知が与える  収納の違いは大きい事が ご理解が叶ったかと思われる。 これらの事を踏まえて 編み出されたのが 常態行動空間認知収納術。 これを見ても収納に於ける 空間認識の違いが収納の違いと なるかお解り戴けたかと思う。 高が収納、然れど収納である。 常態行動空間認識収納術は 汎用性が高い。 これからも私は常態行動 心理学的立場から 収納に悩む多くの方の お手伝いをしていきたい と考えている。 https://www.instagram.com/p/CFLhJZSgKRi/?igshid=k4llrdxfcs6w