防災に対する常態行動心理学的解釈

日本各地に大きな爪痕を 残した台風により 今も公共交通機関の乱れは解消せず、 家屋や道路等にも壊滅的な被害を齎した。   今回の台風は暴風台風であり 雨による被害よりも風による 被害報告を多く受けている。    此れまでの日本の気候風土だと 雨台風の方が多い筈だが 近年日本も温暖気候ではなく 亜熱帯気候化しそれに伴い 台風事態の性質も発生件数も 異なってきている。 日本周辺だけでなく 地球全体の変化として  台風発生を捉え防災に 努めるべきと考える。 此れまでとは性質、 規模共に大きく異なる 今回の台風による被害は かなりの件数に及ぶ。 特に断線による停電被害の 報告が相次ぎ九州でも 数時間に及ぶ停電被害の 報告を多く受けている。 断線被害の場合、 気を付けねばならぬのは 停電だけではない。 尤も気を付けねば ならぬのは漏電の方である。 切れた電線が近くの 田んぼに落ちて、 偶々近くの田んぼの被害を 見に来た男性が黒こげと なって死亡した事故等は 過去にも例がある。 又、近くに河川が有る場合、 その被害は更に拡大される。 家屋の設置にも注意が必要となる。 低い家屋の浸水被害も今回は多数有る。 又、高地家屋の被害報告もある。 今夏の台風の件数と規模は過去最高。 だが此れから益々件数と 規模は増加していく傾向に有る。 此れまでの防災知識は 既に役に立たないと言って良い。 此れまでの防災知識は あくまで温暖気候を  想定した対策であり 亜熱気候化した日本に於ける 防災対策は国レベルでは行われていない。 広島の大水害の記憶が まだ生々しく残る中での 今回の暴風台風である。 今、日本がせねばならぬ事は 海外へ自衛隊を送り その犠牲の元に 暴利を貪る事ではない。 気候変化に対応し  新たな防災システムの 構築こそが急務である。   『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、 讎は敵なり』とは武田信玄公の名句。 国の基本は先ず人ありきである。 人無き国は国足り得ずである。 国を富ます事も大事、 外から守る事も大事。 されどその国の民を  守る事は更に大事。 今政府がせねばならぬ事は何か? 今一度政府には熟慮黙考願いたい。 https://www.instagram.com/p/CFPDSEggo8x/?igshid=dyfon9owv24m