〜呟怖〜Xmasの奇跡

激アツカップルが居た。何をするにも二人一緒だった。然し不幸は突如現れた。彼女が歩道を横断中脇見運転の大型トラックが突っ込んできて彼女を庇い彼はそのまま帰らぬ人となった。奇しくもイブの日、彼女は彼の遺体に泣き縋りそのまま窓枠から飛び降りようとした、だが後ろから急に抱きしめられ思わず手を止めた。其処には既に他界した筈の彼が居て彼女を優しく抱きしめていた。彼女はそのまま号泣し泣き疲れたのか深い眠りについた。翌朝看護婦が彼の御遺体に寄り添うように彼女が休んでいる姿を発見。ふと見ると、窓が開いてカーテンがひらひらとはためいていた。其を見て全てを悟った看護婦は彼女に寄り添いながら病室を後にする直前、ご遺体に深く一礼をしたそうである。